2015年1月3日、今年は未(ひつじ)年ということで、名古屋市北区辻町にある「羊神社」に初詣に行きました。閑静な住宅街にある佇まいもそれほど大きくない神社なのですが、12年に一度、未年にはこの写真のように大盛況となります。24年前はインターネットもなく、ここまで多くの参拝客がいなかった記憶があります。
石碑に「式内」の文字が彫られていることからわかるように、延長5年(927年)に編纂された延喜式神名帳に「尾張の国 山田郡 羊神社」とその名がある古式ゆかしき神社だそうです。資料によると、群馬県多野郡に住む領主「羊太夫」が奈良の都に上るときに、立ち寄っていた屋敷がこの地 現辻町にあり、この地の人々が平和に暮らせるため「人心を安らかに」という願いをこめて、羊太夫が火の神(火之迦具土神)を祀ったといわれ、羊神社と呼び称えるようになったと伝えられているそうです。全国でも羊神社というのが羊大夫ゆかりの群馬県とこの愛知県の羊神社の2社しかないそうで、地元の人だけでなく今では遠方の方も訪れるようになったとか。ネット上では情報がたくさん出ていますしね。
40年ほど前近くに住んでいましたが、昔は神社の隣や向かいに駄菓子屋さんがあり、この辺りで友だちと遊んだりしたものです。今はすっかり風景が変わってしまいましたね。