2015年2月20日、愛知県稲沢市国府宮1丁目にあります、「尾張大國霊神社 国府宮」に参詣しました。JR稲沢駅から歩いて約20分で参道の鳥居の前に着きました。参道がこれまた長い。儺追神事(はだか祭)の時にはここが、多くの人であふれ返るんですよね。
この神社は奈良時代、国衙(こくが/地方の役所)に隣接して御鎮座していたことから尾張国の総社と定められ、国司自らが祭祀を執り行う神社であったことから「国府宮」と呼ばれるようになったとのことです。尾張大國霊神(おわりおおくにたまのかみ)が祀られています。尾張地方の総鎮守神、農業や商業の守護神、厄除神として広く信仰されています。
楼門は足利時代初期に建立され、正保3年(1646年)解体大修理の際、上層を改造しており、その後重要文化財に指定されました。確かに威風堂々とした建築物ですね。藁葺きの屋根も立派です。
拝殿も重要文化財で、江戸初期に建立。特徴として切妻造で内側に柱が並立しています。もうすぐ行われるはだか祭仕様になっています。
はだか祭の準備にみなさん大忙しの様子。祭がもうすぐ始まるのだと実感しました。
今年版のはだか祭のポスターです。今年はどんな盛り上がりを見せるのでしょうか。帰りには御朱印をいただきました。
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名鉄国府宮駅へ歩いていく途中、本殿から南西の方向に別宮の「大御霊神社(おおみたまじんじゃ)」がありました。ここには大歳神之御子(おおとしがみのみこ)が祀られています。住宅地の中にひっそりとある神社という感じですが、実は広大な国府宮の中に住宅地が生まれ、長い年月をかけ、街と神社が一体化しているのですね。
帰りは名鉄国府宮駅から帰りましたが、駅には5分ほどで着きました。電車で来るならこちらの駅が近くて便利ですね。