2015年3月7日、目黒区下目黒3丁目に鎮座される神社「大鳥神社(おおとりじんじゃ)」に参詣しました。酉の市が行われることで有名な神社ですが、江戸図として最も古いとされる長禄の江戸図(室町時代)にすでに「鳥明神」と記載されているそうです。
主祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)、相殿神が国常立尊(くにのとこたちのみこと)、弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)。大鳥神社の社名「おおとり」は、「大取」に通じるため、宝物を大きく取り込むという商売繁盛開運招福の神様として、多くの人達の信仰を集めておられるそうです。たしかにご利益がありそうな御名前です。
言い伝えによると「景行天皇の時代に当地に国常立尊を祀った社があり、日本武尊が東夷平定の折に当社に立ち寄って祈願した。その後日本武尊の霊が白鳥として当地に舞い降り鳥明神として祀られ、大同元年(806年)に社殿が完成した」そうです。やはり白鳥伝説が酉の市の由来のようですね。
神殿は何造りというのでしょうか。どこか江戸の風情や武家の凛とした雰囲気が感じられるんですよね。江戸っ子みたいにしゃきっとしている雰囲気もあります。
目黒の街の風景に融け込んだ、とても佇まいの良い神社でした。次回はぜひ酉の市に来てみたいです。