2015年5月5日、岐阜県中津川市の式内神社、「恵那神社(えなじんじゃ)」に参詣しました。
国道257号線から南東方面に向かって、恵那山の雄大な姿が眼前に現れます。深田久弥の日本百名山の一つとしても名高い恵那山の麓に恵那神社があります。
恵那神社へ行く道中は豊かな自然がいっぱい。気持ちのよい場所です。
石塔に「式内 恵那神社」の名前があるように、創建は不明ですが、かなり古く由緒ある神社のようです。恵那山は天照大神の胞衣(えな へその緒のこと)を納めた地であり、かつては恵那山自体が御神体であったといいます。
主祭神は日本神話でおなじみの「伊邪那岐大神」「伊邪那美大神」。摂社神として「猿田彦大神」「天目一箇命(あまのまひとつのみこと)」「天照大神」「豊受姫大神」「速玉男命」「木花咲開姫大神」「一言主大神」がお祀りされています。
恵那神社の見どころの一つは、本宮の前にある夫婦杉と言われる日本の巨木。1966年(昭和45年)に、岐阜県の天然記念物に指定されています。本宮に向かって左側の夫杉(太い方)が幹周り6.29m・高さ47m、右側の婦杉が幹周り5.48m・高さ46m。推定樹齢が600~800年だそうです。この木以外にも巨木がたくさんあり、神殿の柱を思わせます。
拝殿は意外にこじんまりとした簡素な造りですが、ご神体が山ですので、全体としてとらえれば巨大な神社と言えます。