2015年5月5日、岐阜県加茂郡白川町の神社、「大山白山神社(おおやまはくさんじんじゃ)」に参詣しました。
大山白山神社は白山(標高862m)の山頂に鎮座されています。神社入り口までは自動車で登れますので楽々。途中の眺めはとても素晴らしい。白川町の美しい自然が見渡せます。ちなみに白川町は「白川茶」で有名な茶所です。寒暖の差があり、お茶栽培に適しているんですね。
伝承によれば、養老2年(718年)、泰澄が加賀国白山比咩神社より勧請し創建したとされます。旧社格は県社。延喜式神名帳の美濃国賀茂郡大山神社という説もあるそうです。
快晴日に振り向くと名古屋が見えるそうですが、快晴ではあったものの霞んでおり、残念ながら見えませんでした。でも見晴らしは良いですねえ。
伝承によると、文明12年(1480年)、野原城城主「安江基政」によって再興されたものの、野原城は天正10年(1582年)落城し、城主安江氏は武士をやめて農民となった。以降安江氏は代々白山神社の修復を担ったそうです。実は私の母方が安江姓で祖父は東白川村出身ですので、ご先祖様にあたる方かも知れません。なんだかうれしい気分です。
実はここから先がまだあります。というかこの先に奥の院がありまして、そこからある素晴らしいことに出会えます。
右手の階段を登っていくのでは味気ないので、石段を登ります。ふーっ、なかなかきつい。
すごい巨木です。幹周り8.8m、高さ36m、樹齢1200年を超えると言われるこの大杉は、国の天然記念物です。これも素晴らしいものの一つ。
奥の院に到着です。中央本殿に「菊理媛神」「伊弉諾尊」「伊弉冉尊」がお祀りされています。また、右手に熊野神社、左手に風神社・洲原社がお祀りされています。
奥の院の脇から裏手に廻ると、そこからは素晴らしい風景が眼前に広がります。
左手に見えるのが白山。白山信仰の総本山です。そして右手には御岳山(御嶽山)。まだ噴煙が見て取れます。大山白山神社のあるこの場所(この山も白山と呼びます)は、古くから白山を仰ぎみる遥拝所の一つだったのでしょうね。それにしても穴場というか、絶好のロケーション。日本百名山が一度に二山も見られます。
自然の雄大さや神秘を間近で感じることができる大山白山神社。ぜひ一度山頂からの風景を体験してみてください。